2人は公園の築山の中にいた。 「…晶、これあげるよ」 「え? だってこれ友哉の大事なものなんでしょ?」 「うん、だから晶にあげる。晶、この真珠は願い事が叶うんだよ」 「うそ」 「うそじゃないよ、お母さんがいってたもん」 「ふーん」 「はい」 友哉は晶の手に真珠を乗せた。