…みんなは諦めて先に帰ってしまい、空き地には友哉と早紀と晶だけになってしまった。 「お姉ちゃん、先に帰っていいよ」 友哉がボソッと言う。 「でも」 「大丈夫だよ、晶も帰りなよ」 友哉は晶の方にも声をかける。