「お母さんがあたし達にくれた真珠なの。一人一個ずつ大事にしなさいって!!」 言い終わると早紀も泣き出してしまい、心達も探したが見つからず、そうこうしてるうちに時間はやってきた。 「見つからなかったね」 「友哉、明日にして今日は帰ろうぜ」 それでも友哉は帰るそぶりも見せず、ひたすら真珠を探している。