その数ヵ月後、母親は亡くなってしまった。 周りは知っていたが、晶にしては、突然の死。 今でも受け入られない。 こうやって泣いてたら、迎えにきてくれる気がして…。 「ママ…」 晶は築山からそっと出て、空を見上げた。