「えっとね、あたしね、幼なじみが好きなの。」

あたしは、ケーキを作りながら、桃子に全部話した。
家のこと、部屋のこと、そして年齢のことも。

「へえ。ゆうひも大変な恋しちゃったね。
 でも、あたしは、どんなことあっても、ゆうひを応援するから!
 なんでも、相談してよね!」
「ありがと。」

こうして、話しながら作ったミニチョコケーキは、
なかなかおいしそう。
2人で一緒にラッピングをした。

「よし!今から、あたし、渡しにいくから!」

桃子が、勢いよく立った。

「分かった。じゃあ、結果報告まってるぞ!」

あたしは、ふざけてけいれんをしてみせた。

「了解しました。では、隊長も頑張って渡してください!」

そう笑って、桃子はけいれんしてみせた。