「直君みたいにただ正直で女の気持ちも分からない人に人を愛する資格も愛される資格もないよ」 『資格』 「直君に愛される女性って、どんな人なんだろうって興味があったけど、もうどうでもよくなりました」 『興味』 「早く気づいてよかったです」 「・・・今日初めての正解だよ」 ただ小声で直樹はそう答えた。 結局、二人にとってクリスマスは最悪だった。