5年先のラブストーリー-この世のしるし-



「はい、クリスマスプレゼント!!」




ドキッ!!



「あぁ~ごめん。俺、何も持って来てない」



玲子は膨れっ面になった



直樹には時間にも心にも全く余裕がなかった。



「贅沢は言わないから、直君の思いがこもったものが欲しいなあ~」


直樹は困惑した。


「何がいいんだろう?」



「・・・私だけの絵を描いて欲しい・・・」



「分かった!」


直樹は1つ返事で応えた


そう、この時直樹は心にある事を決めていた。