そして、本当に何も知らない。知らされなかった女性が一人。 ここにいた。 そんな玲子は最近になって、直樹に大事な人がいるのか それが、いつまでも聞く事が出来ず、眠れない日々が続いた。 けれど、今日はクリスマス。何の躊躇もなく、こんな特別な日に会えると言う事は? 玲子の不安は全くと言っていいほど消えていた。 そして、玲子は直樹に心を許すような発言を繰返した。 直樹はこの時、ある決意を固めていた。 心は決して揺らぐはずがなかった。が・・・?