二人して、街に繰り出したものの、今日はクリスマス。



店はどこに行ってもいっぱいだった。



「あぁ~やっぱり先輩来なくてよかったのかなー」


陽子はポツリと零した。



二人に暫く沈黙が続いた


まゆみはその間、かかるはずがない携帯をずっと見つめていた。



「まゆみ先輩!さっきからどうしたんですか」



「・・・ごめん・・・」


「?」



「・・・・・陽子は本当に直樹先輩の事が好きなんだね」