しかし、聞かれれば全てを話そう・・・そう決めていた。 「直君って、どんな仕事をしているの?」 「ジュエリーのデザインを描く仕事なんだ」 「デザイナーですか?」 「デザイナーと言っても少年に描いた絵の通り、下手だし、才能もない」 「でも格好良い職業ですね」 「・・格好良いか・・」 「あっ、ごめんなさい」 「別にいいんだ」