直樹はそれ以上何も言わず黙って駅を出て行ってしまった。
身勝手な行動に不信を募らせる玲子だったが、その行動がどうしても気になって仕方なかった。
ところが行く道は行けど行けども真っ暗で恐怖心を煽るだけだった。
次の瞬間、直樹が走り出したと思いきや、急に立ち止まった。
その行動に慌てて逃げ出そうとした。
着いて来ていると信じていた直樹は振り向き様に大声を出した。
その声に思わず立ち止まった。(あれ何だろう!この響き)
大声で叫ぶ直樹の声は木魂していた。
気になった玲子が振り向くと、遠く灯りが見えた
恐々近づくと、そこは
