中庭に着いた。


「何、話したい事って。」


「あの。」


「ん?」


「先輩が本当がユウ兄ちゃんなんですか?」


「えっ・・・?何で?」


先輩は驚いている。


「だって、彼氏がユウ兄ちゃんだったんでしょ?」


「そうだと思っていたんだけど、違ったの。」


「で、何で俺になるわけ?」


「お母さんがね、思い出したの。ユウ兄ちゃんの名前。」


「川嶋ユウだって。」


「お母さんの勘違いじゃない?俺じゃないよ。」


先輩はそう言って去っていった。