次の朝、私はユウスケに昨日の事を話した。


「ユウスケ聞いて~!」


「何だよ。今日は朝からハイテンションだな。」


私のニタニタはおさまらない。


「あのね、昨日探していた栞が見付かったの!」


「栞?」


「言ってなかったっけ?」


「うん。」


「昔、小さい頃ね、近所のお兄ちゃんから貰ったの。」


「どんな栞?」


私はユウスケに見せた。


「これ。」


「クローバーか。手作りっぽいな。」


「うん。無くしちゃって、もう諦めかけてたの。」


「でも見付かったんだぁ!」