私は今日も図書館へ。


だから基本的に帰りは1人。


本を読み終えたのでもうそろそろ帰ろうかな。


下駄箱を出るとユウスケが待っていた。


「よぉ!」


私は顔をチラッとみて目を逸らした。


「無視するなよ。」


「さようなら。」


「一緒に帰ろ。」


どうやらユウスケは私の事を待っててくれたらしい。


「この前の事は謝るから・・・。この通り一緒に帰って。」


ユウスケは胸の前で手のひらを合わせ、お願いのポーズをしている。


「しょうがないな・・・。」


私は途中まで一緒に帰る事にした。