イジメ~微笑み【中編】


あぁ、そうか、犯人はアナタだったのか。


AV女優という噂。エッチな画像。全てアナタが流したの?



もしかして、筆箱をゴミ箱に捨てたのも?



じゃ、私がイジメのことをチクったのも?


アナタはどこまで考えてたの?


しかし、私はそのことを口に出すことはできなかった。

答えを聞きたくなかった。


電車がスピードを落とした。

もうすぐ、私達が降りる駅だ。


トモ子は、ただ、微笑んでいた。