「ちょっと、これどこで見つけたのよ?」 「私のクラスの廊下のロッカーの上」 「他にもあったの?」 「ううん、それ一枚だけだった」 どういう意図でこんなのがあったんだろう。 私は、しばらく考えたが、部活の準備の時間が迫っていた。 「と、とりあえず、それ、秘密にしとこう。いい?」 「う、うん。そうだね。その方がいいよね」 そのことで頭が一杯で、その日の部活は全然集中できなかった。