「で、でもぉ・・。」

あたしは恥ずかしくてそんな
簡単にあのことがユッチに言えない・・。

「なになにぃ?」

ユッチは興味津々だぁ・・。

「俺と笑梨、付き合うことになった。」

「「・・・。」」

あたしとユッチは目が合って、
黙ってしまった・・。

「うっそぉーッ!!!」

ユッチの声が空港中に響き渡った。

通りすがる人たちは、
私たちを迷惑そうに見る。

「ちょ、うるせーよッ」

都貴はユッチに『静かに』
と、合図を送る。

私は恥ずかしすぎて下を向いたまんま。