「……レオンがいては、計画の邪魔になる……真の力に目覚める前に、その命を絶たなくては……」
「……ッ、貴様らの私利私欲の為に、子供の命を犠牲にしても良いと言うのか!!」
「……貴方がそれを言うのか……?」
「!?」
「……魔界最大の大戦、魔光大戦において、魔王配下の十騎将として戦場を蹂躙し、数多の屍の山を築いた魔槍騎士……そんな貴方が、我々の行動を咎める道理は無いと思うが………」
「………貴様……ッ!」
「そんな貴方には、この先の世界に生きる価値も無い……ここで死んで貰おう……」
ダリウスは抜いた刀をヴォルカスの喉元に突き付けた。
「………さらばだ……過去の英雄よ……」
………………………………我輩は…………
ここで死ぬのか……………………
自分ですら、生きることを諦めた………なのに………
「………………まだ俺は、あんたに恩を返してねぇよ!!!」
……………何故、彼は………やって来るのか…………………
ヴォルカスを囲む敵の群に、何か巨大なものが降って来た。
その下にいた敵は殆ど踏み潰された様だ。
他の敵も、降って来た風圧で吹き飛ばされたらしく、後にはダリウスとヴォルカスの二人しかいなかった。
「…………ッ、何だ…これは……!?」
二人は見上げる程の巨体に言葉が出て来なかった。
その巨体の肩に乗った二つの人影を見つけたヴォルカスは思わず声を上げた。
「な、レオン!?ロジャー!?」

