そこに、衛兵が戻って来た。
「お連れしました。」
「あぁ、入りなさい。」
衛兵が退いて後ろから一人の少年が現われた。
「ッス!先生!何か御用ッス…か……」
元気にヴォルカスに挨拶した少年はゆっくりとレオンに視線を移し、レオンと目線が合うや否や、固まってしまった。
「………もしかして………お客さんッスか………?」
少年の額にうっすらと冷や汗が浮かんだ。
「そうだ。」
「……も、申し訳無いッス!!お、お客さんがいらっしゃったとはホントに知らなかったもんで………!?」
「いや、別に構わんよ。紹介しよう、レオン君。こいつが、ロジャーだ。」
「ロジャーッス!ヨロシク!」
「あ、あぁ……レオンだ。ヨロシク……」
「ロジャー、これからは、彼と一緒に訓練を受けて貰う。いいな?」
「勿論ッスよ!宜しくお願いするッス!レオンさん!」
「今日は第3闘技場が空いている。そこで訓練するといい。」
「了解ッス!じゃあ、行きましょう、レオンさん!」
「あ、あぁ……」
レオンはロジャーの初対面ながらにテンションの高さに面食らっていた。
レオンはロジャーの案内で、さっきヴォルカスが言っていた第3闘技場に着いた。
中には確かに誰もいなかった。
「そういえば、レオンさんはどの属性の魔法が使えますか?」
「あぁ……大体は使えるが……」
「マジっすか!?じゃあ、召喚術を一緒に勉強しましょう!」
「召喚術……」
「そうッス。召喚術は、自分の血を媒介にして異界の生物や武器を呼び出すものッスよ。極めれば、一気に三体の同時召喚なんてのも出来る様になるッスよ。」

