「あ、これ美味しいですね、レオンさん。」
「あ、あぁ……そうだな……」
ロジャーとミカエリアはすこし間を置いて座っている。
二人はぎこちない会話をしている二人を若干呆れながら見ていた。
しかし、そこに数人の男達が連立ってレオン達を囲んだ。
「……あの…何かご用ですか?」
「…………死ね…………」
「…………え………?」
イレールが聞き返した時には、既にレオンがイレールを抱えて飛び上がっていた。
ミカエリアもロジャーを抱えて飛び上がっていた。
四人の眼下では、男達がレオン達の座っていたベンチに剣や棍棒を叩き付けていた。
木製のベンチはそれでいとも簡単にバラバラに砕け散ってしまった。
その騒ぎに、周囲の人々が集まり出した。
レオンとミカエリアは着地して抱えていたロジャーとイレールを解放した。
レオンは剣を抜いて、ロジャーとミカエリアは杖を構えた。
ミカエリアの構え方は、騎士の様な構えだった。
ベンチを壊した男達が一斉に振り返った。
「………チッ……」
レオンはその顔を見て途端に思い出した。
「……アイツら、昨日イレールさんを襲った奴等だ……仕返しにでも来たのか……?」
「え………!?」
「……イレールさん、俺達の後ろに……」
「は、はい……ッ!?」
イレールは慌てて三人の後ろに下がった。
「……ロジャー、イレールさんを守れ。」
「はいッス………」
ロジャーは言われた通りにイレールの側で杖を構えた。

