「……魔王様は、魔界全土の情報を収集していました。その中には、当然謀反を企てている等の情報もありました。魔女の一族は、そのリストの中に入っていたと言われています。」
「それで……殲滅、か…いくら何でもやり過ぎだな………」
「……しかし、魔女の一族は生きていた……さすがに私も予想外でしたがねぇ………」
「……あいつらは、また来るだろうか……」
「どうやら、貴方が目的の様でしたねぇ…まぁ、理由は聞きませんが……確実に来るでしょうねぇ……」
「……魔女の一族の生き残りに、謎の剣士と女……服装からして魔女ではないだろうが………厄介な面子が揃ったものだ………」
その時、誰かがドアをノックした。
「……誰だ?」
「私でございます。お客様のお部屋が整いましたので、ご案内致したいのですが……」
「……だそうだ。行かないのか?」
「………そうですねぇ……いや、旅先でいろんな方にお会いしましたが、貴方は特に面白いお方でした。お会いできて良かったですよ。」
レオンはミカエリアが差し出した手を握り返した。
ミカエリアが次にロジャーに差し出した手も、ロジャーが握り返した。
「では、お邪魔しました。」
ミカエリアはご主人と一緒に出て行った。
「………アイツは、ただの旅人じゃないな……何か、貴族の様な気品と力強さを感じる……立ち居振る舞いにも隙が無かった。」
「……騎士か何かなんスかね………?」
「……もしかすると、本当にどこかの領地の騎士かも知れないな…………」
「……何なんスかねぇ、あの人………」

