高梨…


遠慮なくふってくれていいよ…?


こんなんを正式な彼氏にしたら高梨がきつくなるし…。


高梨ならもっと男らしいやつ付き合えるって…。



「…ごめん。」



やっぱりな。


さすがの高梨も俺のヘタレさはやばすぎるか…。


「嫌なんて言えないよ!


告る前から今までずっとみーの中心はかんちゃんなの。


ヘタレくらいで嫌いになんてならないから…」


本当に?


俺の耳おかしくないよなぁ?


夢じゃないよなぁ?


「正式に彼氏になってもいいのか…?」


高梨は涙を拭き取り笑顔で言った。


「なんて顔してるのよ!当たり前でしょ?かんちゃんのばーかっ!!」