なるべくみんなで食べるようにしていたはずのご飯の時も、おばちゃんは来れなくなった。 食事は私がなるべく届けた。 届けにいくたびにおばちゃんは必ず 「わるいねぇ」 と言うようになった。 私は、その言葉をいわれるたびに 「そんなことないよ」 といい話を変えた。 学校の話をするといつも一生懸命聞いてくれて、楽しいわけじゃないのに笑ってくれた。 部屋に顔をだすと…それだけで喜んでくれたりした。 気がつくとおばちゃんは前よりもずっと痩せていた。