しばらく話したあと、 俺は帰ることにした。 「ありがとうございます。また来て下さいね。」 お決まりの営業スマイル。 アリサも仕事だもんな。 それくらいマスターしてるよな。 ん?何ショック受けてんだ? 俺はあくまでも客だそ。 客に営業スマイルは当たり前だろ。 バカか俺は。 マンションに帰っても どこか頭の片隅に アリサが残っていた。