それでか…。 ビリだったのは…。 「俺のこと、カッコ悪いと思う!?」 「え!?」 何で!? 「だってさ〜…ビリだったじゃん…」 「ん〜…」 そんなこと、聞かれても…。 「10秒以内に答えないと、キスするよ??」 「え!?」 10秒!? 答えろって言われても…。 「おい!!そんくらいにしとけ…」 拓也君を止めてくれたのは、相馬だった。 「え!?」 拓也君は、驚いている。 「嫌がってんだろ…」 「嫌がってないよな??紅葉!!」 嫌がってるに決まってんじゃん!!