「はぁ…俺の得意科目ね…。」 「そうだ!!それで、ぜってぇ勝ってやる。」 そう言って卓也は扉を勢いよく出て行った。 困ったなぁ…。 「俺、手加減しねぇーよ?」 誰もいない部屋で一人宣戦布告する。 本気で負けられねぇから。 俺の、世の中で一番大切な人だから。 絶対に負けられない。