「なんか…ごめんね。」 「いや。別に。」 俺らの会話はさっきからこればっかり。 とくに話すこともなく、かといって何も話さずには空気が重すぎて耐えられないという結果である。 「あ、あたしここで大丈夫だから。……ありがとう」 「あぁ。」 真莉乃はテクテクフラフラと歩き出した。 本当に大丈夫なのだろうか。 「あいたっ」と電柱で頭を打っている。 ………本当に大丈夫なのだろうか。 「真莉乃!!」 「はぃぃぃ!!!!!」 「やっぱり家まで送ってく。」