それから、蓮の事を全て忘れて夏と一緒に暮らそうと思った。 でも、夏は「蓮の事も全て抱えたまたでいいから俺の所へ来い。」 一番最初に蓮にその言葉を聞きたかった。 その時は嬉し涙と悲しい涙の二つの涙を流した。 大丈夫。 もう忘れられるから。 夏と一緒に歩いて行こう。 決意ができたのは、蓮の時間が止まって14年後、アタシが24年の時間を過ごした時だった。