砂埃が消え
そこに立っていたのは

草堂と多田野 2人だった。

草堂のまわりには
30人の男が血まみれ痣まみれで
倒れていた。

草堂は木刀を肩に乗せると
多田野を睨み口を開いた。

「俺はお前等みたいな弱い連中と
遊んでるほどヒマじゃねーんだよ。
とっとと消えな!」

多田野は 呆然と立ち尽くしていた。

草堂はゆっくりと背を向け
その場から立ち去った。

「ちくしょー、草堂め。
このままでは、済まさんぞぇ。。。」