「何でだよ?」
「アメリカにおじさんが住んでるんだけど、おじさんの所に留学して将来の跡取りとしての勉強をしてこいってさぁ…」


しばらくの沈黙…


「い…行けよ!そうだよ、お前は将来有望なんだから…なぁ?」
「晋之介…」
「お…れ…用事思い出した!帰るや。じゃあなっ。」
「晋之介!」


バカみたいに強がってしまった。
本当は寂しいくせに。
涙が頬を伝った。