最近のいっちゃんは、
特に冷たい…
私がなにか怒らせるようなことしたんじゃないのかなって不安になる…。
「 …なんで?
私とお弁当食べるの嫌…?」
そう口に出して尋ねてしまうと、泣きそうになる…
「 ……んなこと言ってねぇだろうが、」
いっちゃんは相変わらずそっぽを向いたまま、めんどくさそうに言った…
いっちゃんは不良で、
…でも本当は、
とっても優しいってこと私は知ってる。
…知ってるから、
そんな風に冷たくされると悲しくなる。
「 ………。」
「 ………。」
「 ………はぁ、」
私が俯いていると、
いっちゃんからは大きなため息が零れ、
「 弁当がいらねぇって言っただけじゃねぇか…、」
呆れた声でそう言われた…