応援してると言われても、


森永さんにはすでに好きな人がいて、僕なんかがどうこうできることなんてなにもない…。




そのことを三上さんに話すと、三上さんはなぜか不思議そうな顔をした…



「 …桃ちゃん、好きな人いるの?」


「 らしいですよ?」



そう答えると、三上さんは僕の顔をじっと見つめてから、小さなため息をついいた。






「 ……佐伯君って、




…以外と、


鈍いのね…。」





「 ……はい?」









 204号室の僕

 
 よく判らないけれど、


 どうやら
 鈍いらしい……