約束の日は、
日曜日…。
その前日
土曜日の日に私は、当時に着ていける服を買う事にした…
いつも着ているような子どもっぽい服じゃなくて、大人っぽい服が欲しかったから…。
‥そんなわけで、
彩葉ちゃんたちにお買い物に付き合ってもらった。
亜斗夢くんの車でいろいろなお店を巡る…
洋服以外にも、雑貨とかついついいろんなものを買っちゃったりもして、
帰る頃には、すっかり遅い時間になってしまった…
亜斗夢くんの車でさくら荘まで送ってもらった。
「 ほな、明日は頑張りや!」
「 うん!
亜斗夢くん 今日はありがとう。」
「 おう!」
…そうして亜斗夢くんと別れ、そのまま両手いっぱいの荷物を持って部屋に帰ろうとすると、
階段の先で、見慣れた後ろ姿を見つけた。
「 佐伯さん!」
私は嬉しくなって、その後ろ姿に声を掛けた。
「 …あ、森永さん…、」
私の言葉に佐伯さんはゆっくり振り返り、私に微笑んでくれた。
でも、その表情はいつもとは違い、取り繕うような感じだった…
そんなことを考えていると、佐伯さんが突然
「 デート帰りですか?」
と、尋ねてきた。
「 えぇっ!?
でっ、デート!?」
なんでっ!?
どうしてそう思われてるの!?
混乱する私に佐伯さんは不思議そうな顔で聞き返した
「 え、違うんですか?
さっき男の人の車から降りて来たから、そうかなって思って…。」
「 ちっ、違います!!
学校のお友達です!!」
私は精一杯否定した。
まさか亜斗夢くんと誤解されるなんて…、