今日は会社の同僚たちと飲み会があった。




その帰り、

酒癖の悪い上司が、なぜか私に絡んできた…




「夜も遅いから送っていくよ」と言われたが、明らかに下心が見え見え。


一応 上司なので丁重にお断りするものの、心配だからとか、なんだかんだと理由を付けて付いてくる始末…



結局 このクソ上司を追い払うことも出来ず、さくら荘まで来てしまった…






部屋にまで付いてくるつもりのクソ上司


このクソ上司を部屋になんて、もちろん入れたくない私。





私が困っていると、
天の助けと言わんばかりに お隣の佐伯君がやって来て間に入ってくれた…



上司相手にヘタなことは言えない私に変わって、

この酔っぱらいに、佐伯君は怒らせないように丁寧な口調で追い返そうとしてくれる…




一方 酔い過ぎで呂律が回らない上司は意味不明なことを言いい、佐伯君に絡む。



…これじゃあ

どっちが大人でどっち子どもか、わかったもんじゃない…。





私が呆れていると、


上司が突然
「おまえはひっこんでろー!」とか、わけのわからないことを叫び、佐伯君を殴った…






「きゃーッ!!佐伯君!?

だっ、大丈夫!?」



「 っ、大丈夫です。」



酔っぱらいのすることなので気にしてないという風に笑う佐伯君だけど、

殴られたその頬は赤くなっていた…




それを見た私は、

頭の中でなにかがキレた音がした…






「 ……佐伯君の奇麗な顔になんてことしてくれたのよーーっッ!!!!

このっ、クソ上司ぃーーっっ!!」






気がつけば私は、

このクソ上司をぶん殴っていたのだった…。