…こうして、

樹君から恋愛相談を受け、彼が恋しているのは下の階のなっちゃんであることが判った…。




その後、

樹君がバイクなので先に帰ってしまい、私はもう一度コンビニでお買い物してから帰ることにした…



お菓子を物色中の私に、


「 あれ、森長さん?」

と、声を掛けたのは 片思い中の佐伯さん。



声をかけられただけで、全身が熱くなった…

そんな自分に対し、
これじゃあ、樹君のこと笑えないかも… と、思った。



恋愛って、

人にはあれこれ簡単に言えるけど、自分のこととなると急に不器用になってしまうものだと思う…






「 こんばんは、森長さん。」


「 こっ、こんばんはっ!」


彼のこの笑顔だけで、私の心臓はドキドキと高鳴ってしまう…


自分の心臓の音を感じながら思い出したことは、




今日の私の恋愛運





乙女座

2位

”片思い中の異性と思わぬところで遭遇するかも…”





…やべぇ、

当たってる かも…、


なんて、樹君風に考えてみる。



私が恋占いに当てはめるのは、




もちろん

目の前のお隣さん。














 203号室の私

 
 
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