やっと広瀬さんと連絡を取ることができた。
広瀬さんに瑠音さんのことを伝え、電話を切ると、僕は結城さんのところに戻った。
「佐伯、連絡ついたのか」
「はい…。たぶん来てくれると思います…」
僕が戻ると、結城さんが声を掛けた。
その言葉に結城さんは安心したような顔をした。
「それより、瑠音さんは…?」
「大丈夫。命に別状はないらいしい…」
「そうですか。よかった…」
目の前の病室は閉められたままで彼女の様子は解らないけれど、
結城さんの大丈夫と言う言葉にほっと溜め息を零した…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…