初めて出逢ったその夜以来、あの写真を私が見ることはなく、

最近までその存在はすっかり忘れていた…。



きっと、あの夜そーちゃんが私と間違えた人は、写真のあの子なのだろう…。

彼は死んだその子を探している……



あの時、彼はなんと言って私を引き止めたっけ…





確か……








"「さくらっ!!」“


彼はそう言って私の後ろ姿を引き止めた……。