「 ねぇ、いっちゃん、


…ハンバーグ食べる?」



調子に乗った私は、そう言って自分のお弁当をいっちゃんに差し出した…




「 はぁ?」


「 ハンバーグ…、

好き なんでしょ?」


「 …っ!?」



私がそう言うと、
いっちゃんの顔がまた赤くなった…


そして、いっちゃんは小さな声で一言、




「 …食う、」

と、そう言って私のお弁当にあるハンバーグをつまんだ



あぁ もう、

可愛すぎる…



私がそう内心できゅんきゅんしていると、

なぜかいっちゃんは 私のお弁当にあったブロッコリーまで口に入れた。



なんで?
ブロッコリー好きだったっけ??

と、不思議に思い首を傾ける私。




おそらく いっちゃんも、
私と同じように、母伝いに私のことを聞いていたのだろう


「 …ブロッコリー 嫌いなんだろ?」


と、ぶっきらぼうにそう言った。






あぁ、いっちゃん…



…もうっ、

大好きっっ!!













 102号室の私は

 
 202号室の
 いっちゃんが
 
 大好きですっ!!