『 …アンタ、名前は…?』




「 ーーっ!?」




自分しか居ないはずのこの部屋で

そう言って俺に声を掛けたのは、半透明のセーラー服を着た少女だった……








…その日、

俺の絶叫がさくら荘に響き渡ることになる。






隣りの部屋からは、


「 なー?やっぱり居ただろー?」

と、のんきな声が上がったのだった…。









 
 104号に越して来た俺

 幽霊との
 同棲の始まり…