仕事を終えて、
さくら荘へ帰る途中……






「 亜斗夢のこと、


す、好き…です。」



「 おおきに 」




…そんな告白現場を見てしまった…。






こんな道の真ん中でなにやってんだと呆れるものの、

自分にもこんな時代があったなと気恥ずかしくも思った…







…俺がこの春結婚する彼女、由貴子と付き合い始めたのは、


今からちょうど2年ほど前のことだ…