【短編】甘い強引彼氏。


タイミング悪すぎっ!!

雰囲気を悟ったのか、

「あ、もしかして邪魔だったかな?」

美津江が言った。


「ったく、邪魔だよ。美津江」

今から説明しようと思ったのによっ。


「じゃぁ、あたしはこれ―――」

一体何しに来たのか、美津江が帰ろうとしたのを


「あ、大丈夫です。もう話は終わったんで」

華が遮った。

は?


なに言ってんだよ。

終わってねーし。


そのままスタスタと歩き出す華。

「え、おい華」

無視して歩いていく。