【短編】甘い強引彼氏。


「ううん、大丈夫だよ」

返ってきた返事はそれだけだった。

『噂はなに?』

『本当なの??』


とか、色々聞いてほしいのに。

なにも言わない華。

だから俺は、ただ席に戻るしかなかった。


俺もなにか言えばとかったな。

『気にするな』

ぐらいさ。


はぁああぁぁ……

んとに、俺にバカアホッ!!!!!


自分で自分を馬鹿にした。