「嫌だ」
えぇ!?
そう、だよね……
「嘘。すっげー嬉しい」
そう言って、城島君はあたしを抱きしめてくれた。
「俺、すっげー不安だった。奥口と仲良く話してるしさ。嫌われたかと思った」
あたしは大きく首を振った。
「そんなわけないよっ!ごめんね。あたしも嫌われたかと思った」
「なんで?」
「相田さんとすっごく仲よさそうで、名前で呼ぶのはあたしだけと思ってたのに……でもそれはいとこだからって知って……」
抱きしめる力が強くなって
「ごめんな」
そう言ってくれたんだ。
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