「んんっ……やめてっ!」 城島君を押し、離れた唇。 「城島君だって……城島君だって相田さんと仲いいじゃん!」 なのに、なんで? 「なんで、あたしだけにはそういうこと言うの!?」 あたしは走って保健室を出た。 あたしなんかより親密そうなのにっ。 名前で呼び合ってるくせに。 なんで? あたしのことなんて、もう好きじゃないくせにっ!! なのになんであんなに強引なの? もっと、って求めちゃうよ……