「あーもう!!エナ、今日は何月何日?」 「ぐす……っ、4月1日」 「といえば……?」 「え、エイプリルフール……」 ポロリと出た言葉に、嘘だよね……そう思いながら俯いていた顔を上げた。 目の前には、久しぶりに見るタツの穏やかな表情。 「「嫌い」は、エイプリルフールの嘘だっつーの」 「は……はぁ!?」 涙はもう出ない。 嬉しい気持ちと、ムカつく気持ち……。 でも、やっぱり嬉しい気持ち。 「タツ、本当に……?」 「もう嘘はつかねぇーよ」 「あたしも、タツの事…大っ嫌い!!」