車に乗り込むと直ぐさま台本を開いた。 「小神はいつでも仕事モードだな」 運転しながらマネージャーは笑った 「この世界、いつでも仕事がもらえる訳じゃないっスからね」 「自分が出来る最大限の事をしないとファンに申し訳ないですから‥」 「流石だよ」 マネージャーは微笑んだ 小神 徠也という男は若干23歳にして既に一流芸能人なのだ。