ギア・ドール


「こんなこと何の救済にもなりゃしないよ・・・。」


 アルクの声が後ろから聞こえた。


 私だって思う。


 今更、この機体と記憶を亡くした私が何を話せば良いというのだろう・・・。


「分かってるわ・・・。」


 海人の短い返事。


 それ以上、何も語ろうとしない。


 何が言いたいのか、それとも何もいえないのか・・・。


 私には理解できない。


 そんなものを無視して、画面の文字は続く・・・。