ギア・ドール


 アルクは、そんな化け物に対して大量にコードを引っ張り、一台のパソコンにつなげる。


「出来たよ。」


 そんな言葉が出たのは、作業を始めてから、10分がたってからだった。


「すまんな・・・。」


 海人の返答。


「別に・・・。」


 アルクは、短く返事を返すとポケットからタバコを取り出し、火をつける。


 無風の格納庫の中で真上に上がる紫煙。


 海人は、それを眺めながら・・・


「それじゃあ、キラ頼む。」


 静かに頼み込む。


「うん・・・。」


 断れるはずもない。


 私は、静かに用意された机に座り込むと、目の前にあるパソコンの文字を眺める。


『キラ、会いたかった・・・。』


 短い、文字。


 海人が見たといっていた文字とは違って、きちんと翻訳されている。