無機質な呼び出しの後聞こえる彼女の声



『…もしもし?雨宮くん?』


聞こえた声は少し寝ていたよう



「うん。俺。寝てた?」



少し笑いながら『ちょっと』と言った



声を聞くだけで俺の心は暖かくなり、気持ちは膨らむ



「…声聞きたくて。」


『なんかあったの?』


思わずでた本音も彼女にはなかなか伝わらない