僕と君の裏事情☆

私たちは、バレないように二人を尾行した。


どう見ても、怪しい男の子。結局その男の子は、悠子さんの家まで付いて行った。


「やっぱり、あの男の子かな?ねぇ和矢くん。」

「そうだなぁ…もう少し、調査してみない事には
何とも言えないなぁ〜」

そう和矢くんは言った。


「そうだよねぇ。すぐ決めつけたらダメだよね。」

「まぁな…」

それから家に帰るまで、和矢くんと話しが盛り上がっていた。

「送ってくれて、ありがとう」

笑顔で、手を振る和矢くん。

紘先輩と違って優しい和矢くんといると楽しかった。



「…おはよう千枝!」

「あっ!おはよう光。」

朝から、私はぼんやりしていた。


「そういえば、千枝さぁ。今日帰り一緒に帰ろう」

一緒に帰りたいけど、生徒会に出ないといけないし…
紘先輩が、怖いしなぁ〜!!

「ごめんね。光…今日は無理なんだ」